10月1日の日経新聞の県内版に「リニア新駅、用地買収合意」の記事がありました。
リニア中央新幹線名古屋駅の建設予定地のうち、名駅の東側について9割近くの用地交渉が完了したとの記事です。昨日、午前の会議と午後3時からの会議の間が暇なのでどんな様子か見に行ってきました。
まずは名駅のど真ん前、大名古屋ビルヂングの北の東洋ビルディングです。すでに解体工事が始まっています。
東洋ビルディングの北の名古屋駅前モンブランホテルです。まだ営業中です。
そのまま北東に道に沿って歩くと旧交通ビル跡地がありますが、ここにモンブランホテルの新築計画の看板がありました。どうやら代替地として提供を受けたようで18階建のホテルが新築されます。
戻って東洋ビルディングの東の路地に入ると、元マージャン荘があった場所も更地になっておりました。
東に歩くと一番先に更地になったキヨスク名駅ビル跡地の東のお寺が工事中です。どうやら寺の本堂は駅舎用地からはずれて山門だけを移設しているようです。
こちらは名駅東では一番の地権者である名古屋ダイヤビルディング1号館から3号館です。
まだ半分近くは入居中のようです。今年の3月には全部退去の計画だったようですが、2020年3月に伸びたようです。テナントの移転先がなかなか見つからないようです。
ダイヤビル1号館の東側です。ホテルユニゾ名古屋駅前の北のNNPビルはすでに解体工事が始まっています。その隣の早川ビルはまだ営業中、太陽生命ビルと名駅アイサンビルも閉鎖されており解体準備に入っています。
その向かい側のレトロな雰囲気の居酒屋、たら福と和志かぶと屋です。ここは最初は駅の計画地に入っていたのですが、地主さんの願いが通じたのか、単なる計画変更なのか駅舎用地からはずれました。夕暮れになると郷愁漂う店内は若いサラリーマンや学生でにぎわい良い雰囲気です。名駅3丁目はこのような古い建物を借りている店が安くてお値打ちです。
こちらはホテルユニゾ名古屋駅前の道をはさんだ東側の新明小学校跡地です。名古屋市が所有する2453㎡の土地で立ち退きする地権者の代替地として市が提供すると報道がありました。ここは2011年2月に最低売却価格10億で市有地の入札が行われる予定でしたが直前になって取りやめとなりました。筆者は名古屋市がここにウインク愛知に対抗して高層の複合ビルを新築すると予想していましたが、結果はただの代替地でした。
さて最後はJPタワーの北に建築中の事務所ビルです。すでに上層階まで鉄骨工事が進んでいます。名古屋三井ビル北館、名古屋三交ビルと並んで名駅で新築中の数少ない事務所ビルのうちのひとつです。
名称 仮称:名駅一丁目計画
所在 中村区名駅1丁目1004外
事業主 三菱倉庫・名古屋鉄道
施工 鹿島建設
設計 鹿島建設 中部支店一級建築士事務所
概要 敷地 2,236.15㎡ 延床18,859.99㎡ 地上14F 地下1F
事務所・店舗
完成 2020年8月
古い住宅地図です。新聞報道などから適当にスケッチしたので正確な駅舎予定地というわけではありません。