桜通りの名古屋三交ビルが1年に及ぶ解体工事を終えて、先月6月下旬に新ビルの起工式が行なわれました
解体中の旧名古屋三交ビルです。北隣が大原簿記なので音には特に気を使ったことと思いますが、最近の解体工事は実に静かです。このビルの1階には三重県のアンテナショップと桜通りカフェというおしゃれなカフェがありました。新鮮な野菜サラダがたっぷり載ったランチメニューがヘルシーでおいしいためいつも女性客で一杯でした。
新ビルの現在の工事現場です。桜通りカフェはぜひ復活してほしいです。
名古屋三交ビルから少し名駅寄りの桜通り南側の「名古屋ビル東館」も解体工事が始まっています。
三交不動産や名古屋ビルのように他にもビルを持っているビルオーナーはいいのですが、悩ましいのは名駅前の好立地に一棟しかビルを持っていないオーナーです。
古いビルでも立地は良いので現況は満室です。今の金融情勢なら建て替え資金の調達も比較的容易であり、建て替えれば賃貸床面積は大きく増加し、賃料も跳ね上がることは明快なのですが、せっかく満室のテナントに出て行ってもらうことになり、建て替え中の収入がゼロになります。さらに建て替え中は社員の仕事はどうするのか、給料はどうするか、新しいビルが完成する3年後にまたリーマンショックの時のような大空室時代になってないだろうか … こんな満室のときにもったいない、もう少し先延ばしにするか … いっそのこと今のまま高値でビルを売るか … というわけでなかなか建て替えを決意するに至りません。
名称 名古屋三交ビル
所在 中村区名駅3丁目2103外(住居表示:名駅3-21-7)
事業主 三交不動産
施工 竹中工務店
設計 竹中工務店 名古屋一級建築士事務所
概要 敷地 1,229.03㎡ 延床10,486.68㎡ 地上16F 地下1F
1階 店舗 2F~7F オフィス 8F~16F ビジネスホテル128室
完成 2020年60月
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