本日の名古屋の最高気温は5℃にて寒いですが、青空が広がる上天気なので先週に新聞報道があった「柳橋食品ビル」まで歩いてきました。
名駅4丁目14-16の錦通沿、名古屋高速名駅入り口近くのこのビルを東和不動産が取得したとのことです。今回は土地建物を買ったわけではなく、所有会社の株式を全株買って子会社化したようです。(この方が懲罰的に高い不動産取得税、登録免許税を払う必要がありませんね)
1959年に建てられたRC4階建、敷地約1000㎡、延床約2380㎡の中型ビルです。筆者の年齢とほとんど変わらない古いビルです。
こちらは柳橋市場ビルの北にある綜合市場ビル、その向こうがマルナカ食品センタービルです。どちらも柳橋市場ビルと同じくらい古いですが、ビルの規模は大きいです。これら3つを一緒に開発可能になれば容積率800%なので相当に大きな高層ビルを建てることが可能です。
こちらはマルナカ食品センターの西にある中央水産ビルです。これも柳橋市場の中では一番か二番の規模のビルなのでさらにこれが加われば完璧です。これらのビルは耐震化もできないほど古いのですが現にこの中で仕事をしている水産関係の業者が多いため、簡単に建て替えというわけにはいきません。やはり東和不動産のような大手が仕掛けないと何ともならないと思われます。
こちらは市場の中に最近できた新しい飲食店ビルです。新しい資本や事業者が参入して市場とその関係者用の飲食店がほとんどだった柳橋市場も変化の兆しが見られるようになりました。柳橋市場の中は小規模の水産業者がひしめく古いビルが多いのですが、かといってここに名駅前と同じような事務所ビルを建ててもちょっと場違いな気がします。
名駅周辺の飲食店に安くて新鮮な魚介類を提供する水産市場の機能を残しつつ、名古屋の食文化を代表するような開発が地元から期待されているようです。
こちらは柳橋市場ビルのすぐ近くの錦通の下に計画されている地下鉄東山線柳橋駅予定地です。(名駅側から伏見方向を見る)
反対側の伏見側の西柳町交差点から名駅方面を眺めた写真です。
現在の柳橋市場のままでは新駅を作っても乗降客は見込めませんが、市場が大規模に開発されるとなれば100億円以上の建設費をかけても駅を作る意味は大きい、ということで名古屋市が調査費用を今年の2018年度予算で計上するようです。
(当ブログの内容はすべて新聞報道などで公表されているものです。筆者独自の取材によるものではありません。)
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