7月26日の日経新聞で紹介されたNFC名駅ビルを昼休みに見に行きました。記事によれば、正面のビルを12階建てのビルに建て替えて1階には現在と同じファミリーマート、2階から12階は三菱地所系列のロイヤルパークホテルが入居する予定とのことです。
このNFC名駅ビルは、筆者の記憶によれば旧福徳相互銀行系列のビルだったと思います。ずっと地価公示「名古屋中村5-14」のポイントで第三堀内ビルと並んで、桜通りの地価のメルクマールとなっているおなじみのビルです。
NFC名駅ビルは、地元名古屋の歴史ある中堅企業が平成13年に中古のオフィスビルを購入したものですが、筆者が注目したのはその年度です。平成13年といえば、金融危機の再編の嵐が吹き荒れていた頃で、再編に乗り遅れた地元の東海銀行がこともあろうに、あの強烈な行風の三和と合併を決めた年です。
名駅前に格安の土地やビルが売りに出ていても買手がほとんどいない状態でした。いくら欲しいと思っても金を貸すはずの銀行が結婚前の自己資本の増強のために貸しはがしをしていたくらいですから、いくら優良企業でも資金調達が難しい時代です。
もちろん豊富な自己資金で買ったものと思いますが、こんな時代に中古ビルに投資するとは大した度胸の経営者だと思います。
名称 ロイヤルパークホテル ザ 名古屋
所在 中村区名駅3丁目2311番外(住居表示:3-23-13)
事業主 日東エフシー
設計 フジタ
施工 フジタ
概要 地上12階 敷地666.37㎡ 延床5,728㎡ 客室170室
完成 2013年秋
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